脱消費主義とは何か~理解するための3つの側面~
脱消費主義について調べようとおもったら、
ウィキペディアやそれといった有効なサイトが見つからず驚きました。
(私の拙いサイトが3番目にきていることにも驚きましたが。)
なので、これから脱消費主義とは何かを考察する記事を書いていこうと思います。
英語のウィキペディアにはあった
「脱消費主義」は英語に訳すと「Anti-consumerism」です。
なので、Anti-consumerismでググったところ、
普通にありました。
まあ、日本は結構カウンターカルチャーや新しい思想が生まれにくい風潮がありますのでしょうがないのかなーといったところですね。
最初の一文を見てみると、
脱消費主義とは、継続的購買や物質の消費といった消費主義に反対する社会政治的思想である。(Anti-consumerism - Wikipedia)
とあります。
Wikipediaは信憑性に欠けるのであまり引用はしたくありませんが、無いよりはマシだと思うので一応載せておきました。
簡単に言うと、脱消費主義は、モノを買ったり消費しまくることをやめようという考えであると言えるでしょう。
みなさんも身に覚えはありませんか?
新しいiPhoneが出たらすぐさま買い替えて、古いiPhoneは放置。
有名な例としてビッグウェーブ男さんがいますね。
流行りの服が変わったら、同じ系統の服を買いあさり、気がつけば家に似たような服が散乱。
(出典)
人生で一度も着られず、ずっとクローゼットで眠っている服はありませんか?
新商品やセールは、時に人をおかしくします。
他人を蹴倒し、我先にと商品に飛びつく人たち。
ケガ人が出ることもあります。
脱消費主義とは、こういった状況に反対する思想です。
脱消費主義の3つの側面
脱消費主義が主張することは大きく分けて3つに分類できます。
1.経済的側面
これは言うまでもないでしょう。安いから、新しいからという理由だけで買った商品は人を貧しくします。
使いもしない新機能を持ったスマートフォンや流行の服を買うためにお金を稼ぐことは、本当に必要なお金や時間を失っているのと同じです。
安いからと言って大量に購入した食料を食べきれずに捨ててしまうのも同じです。
2.精神的側面
(出典)
モノが増えるということはその分、「ならない」ことが増えるということです。
収納する場所を確保しなければならない
どこにあるかを覚えなければならない
壊れれば修理をしなければならない
いらなくなれば処分しなければならない
買い物することでストレスが溜まります。
買い物依存症なんて病気もあります。
こんな悪循環に陥っている人はいませんか?
①イライラやストレスを発散するために買い物をしてしまう。
②が、よくよく考えると自分にはまったく必要がなかった。
③残るのは買った後の「ならない」ことたち。
④イライラやストレスの原因に
①に戻る
この連鎖から抜け出せないひとは買い物依存症なのかもしれません。
それだけではありません。
モノを買うためはお金が必要です。
お金を得るためには働く必要があります。
多くの場合、働くのにストレスが伴います。
①ストレスを発散するためにお金がいる
↓
②お金を得るために働く
↓
③働いてストレスが溜まる
↓
①に戻る
そうなのです。これは買い物依存症だけではなく、働く人すべてに関わる問題なのです。
わたしも飲食店でアルバイトをしていた時は、労働の疲れから甘いものがほしくなり、コンビニでアイスを買うのが習慣になっていました。
結果、肥満の原因にもなっていました。
3.環境的側面
モノをため込んでいない人も要注意です。
買っているのにため込んでいないということは、その分捨てているということです。
たとえば日本人は、1人当たり年間10キロの服を買って、9キロ捨てているそうです。(出典)
が、捨てるのもタダではありません。
資源・リサイクル促進センターによると、
くにの1
⇒1
一万円札で積み上げて、山や飛行機と比較する意味はさておき、
ゴミには莫大な費用がかかっています。
このほかにも、消費主義は発展途上国における貧困の問題や、動物虐待の原因にもなっています。
まとめ
脱消費主義は、現代の社会問題だけでなく、ひとりひとりにとって重要な思想です。
このサイトでは、脱消費主義を含めて、新たな生き方を模索し、研究、実践を行っています。
脱消費主義は思想ですが、実践する形はさまざまです。
その例としてミニマリストがあります。
今後も概念、実践例ともに報告していきますので興味のある方は
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