オルタナティブな生き方を実践するための用語一覧②~人生を豊かに~【GNP、コード・カッティング】
今後、本サイトで具体的に扱っていく予定である用語を紹介していきます。
数がけっこうあるので、少しずつ更新していきます。
今回が2回目です。
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目次(五十音順)
GNH
GNH(Gross National Happiness)とは、ブータンがGDPやGNPに変わる指標として提唱した新しい指標です。
日本語訳は「国民総幸福」です。
GNHでは、経済成長ではなく、 国民全体の幸福度を測るために作られました。
特にこれまでのGDPやGNPと異なる点は、精神的豊かさを基準の一つとして設けていることです。
詳しくは、外務省が分かりやすく説明しているので貼っておきますので参考にして下さい。
GDPやGNPへの批判
GDPやGNPのような経済発展の数値では、様々な問題が指摘されています。
その中でも特に、ネガティブな経済が含まれることが問題だと思います。
ネガティブな経済とは、「防御的支出」のことで、 不幸である状態を改善するために起こる経済のことです。
分かりやすい例としては、自動車の交通事故です。
自動車事故によって、自動車を修理する経済と、ケガ人への医療費が発生しますが、GDPやGNPではこの支出が経済成長として含まれてしまうのです。
つまり、GDPやGNPの数値を上げたければ、 極端な話、自動車事故を起こしまくればいいということになります。
こんな指標が幸福を測るものとして正しいわけがないですよね。
GNHと似た概念として、GPIやグリーンGDPなどがありますが、これらも要研究です。
コード・カッティング
コード・カッティングとは、2010年ごろから北米で広まり出した、ケーブルテレビ(CATV)契約を解約して、インターネットの動画視聴サービスに切り替える消費者の行動パターンのことです。
背景としては、YouTube、Netflix、Hulu、アマゾンのプライム・ビデオといったインターネット動画サービスが普及したことがあります。
上記のサービスは、無料であるか、有料でもケーブルテレビと比べると圧倒的に安いです。
日本でもNetflixやプライム・ビデオは普及しつつありますね。
日本のケーブルテレビ会社であるJ:COMはかなり経営に苦労しているのではないでしょうか。
インターネット回線の質もしばしば批判される上に、コード・カッティングが普及していますからね。
ちなみに、わたしもテレビはほとんど見ません。
テレビを見ていないので、そもそも見たい映画やドラマが生まれる機会がありません。
<参考資料>
消えるケーブルテレビ? 米国で進む「コード・カッティング」の実態 :日本経済新聞
今回は2つだけですが、以上です。